ソニーは自律型エンタテインメントロボットaibo(アイボ)の2019年限定特別カラーモデル「aibo チョコ エディション」を発表した。1月23日午後1時からソニーストアオンラインと直営店舗のソニーストアで予約受付を開始し2月1日から発売する(本体価格は198,000円)。aiboの購入には3年間の利用契約「aiboベーシックプラン」への加入が必要で、支払プランは一括払いの90,000円と月々2,980円×36回(3年総額107,280円)の2種類があり、修理・健康診断サービスが半額となる任意加入のプラン「aiboケアサポート(1年間または3年間)」も用意されている。「aiboベーシックプラン」ではaiboが専用サーバーと情報をやり取りして成長するために必要なクラウドサービスを提供、通信費無料の「aibo専用モバイル通信サービス」もセットになっている。これによってaibo本体からデータや写真をクラウドにアップロードして保存したり、専用アプリ「My aibo」を使ってaiboとコミュニケーションをとれるようになる。
2月中旬に実施されるaiboシステムソフトウェア バージョン2.0のアップデートでは、新サービス「aiboのおまわりさん」の無償での提供が開始される。aiboは腰の上に付いているSLAMカメラで屋内の特徴を認識し、自分の位置を推定して行動範囲の地図を作成しています。オーナーは「My aibo」に「見つけてほしい人」の顔と名前を登録し、aiboが作った地図の中からパトロールして欲しい場所を指定します。予め設定された時間帯になるとaiboは「犬のおまわりさん」のメロディーとともに指定された場所を捜索し、探していた人を見つけると敬礼してパトロールは完了、パトロールの状況は「My aibo」で確認できます。
2019年6月からは新サービス「aiboプレミアムプラン」を月々1,480円の課金制で提供開始する予定で、外出中のオーナーが「My aibo」からパトロールを指示することでaiboを通じて室内の様子を確認したり、aiboが「見つけてほしい人」を発見したときにプッシュ通知するなど「aiboのおまわりさん」の新機能を提供する。また500枚の写真保存制限をなくし、オーナーやaiboが撮影した写真を組み合わせてフォトアルバムを作成する「aiboのカメラマン」、「aiboのおまわりさん」などで集めた写真やaiboとのふれあいの記録を振り返ることができる「aibo日記」のサービスも予定している。
ソニーはセコムとパートナーシップを組みホームセキュリティと「aiboのおまわりさん」の機能を連携する実証実験を開始、新たなサービスの提供を目指している。また2019年夏からはaiboの開発環境(Web API)を無償で提供開始する予定で、これによって様々な商品・サービスとの連携が可能になる。aiboの発表会場ではビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」との連携を紹介、「Take the angle」「Measure the distance」「Walk」「Take a tissue」などの行動を指示するブロックをドラッグ&ドロップして組み合わせることで、プログラム通りにaiboがティッシュを口に咥えて引き抜くデモが行なわれた。
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