肉を使わないハンバーガー、ビヨンド・ミートが上場

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植物由来の肉代替品を製造する米国の食品メーカー「ビヨンド・ミート(Beyond Meat)」が5月2日(現地時間)、米ニューヨークのナスダック(NASDAQ)市場に新規上場した。ビヨンド・ミートは、米俳優のレオナルド・ディカプリオさんや米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏らが出資するカリフォルニア州にある新興企業。2009年の創業以来、植物由来の代替肉に注目する消費者が増加する中で顧客のニーズをつかんできた。


ビヨンド・ミートの「ビヨンド・バーガー」の主な材料は、ピープロテイン・アイソレート(えんどう豆由来のプロテイン)や圧搾キャノーラ油、ココナッツ・オイル。牛肉を使ったハンバーガーの味と触感を完全に再現するため、22の材料が含まれている。


ビヨンド・ミートのCEO、イーサン・ブラウン(Ethan Brown)氏は、「いろいろなアングルからよく見れば、肉でないことが分かる。ビヨンド・ミートの製品は、主にアミノ酸、脂質、微量のミネラルやビタミン、水の5つでできている。これらはいずれも動物由来ではなく、全て植物性だ。最終的には肉製品の"完全な再現"を目指しているが、現時点では約70%だ。他社との競争よりも、商品を改良し、より良い製品を作ることを考えている」と語っている。

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